（イーブイ〜、おれの相手してよー！）
（いいよ〜）

ミズゴロウは、イーブイ（願い事が使える、♂で、スズの一個下の弟君）に、頼み、相手してもらう事に

「コロー！！」
水鉄砲
「ブイ〜」
イーブイの穴を掘るで、それを避けた
「コロー！！」
カウンター
「ブイ！？ ブ、イーー！！」
カウンターが決まるも、砂掛けで反撃
「コロコロ〜」
ミズゴロウが避けて、体当たり
「ブイ！ ブイブーイ！！」
「！ コロー！！ コロコロ！！」
シャドーボールが決まるが、すかさず、アイスボールを打つ
「ブイ〜、ブイブゥイーー！！」
イーブイは、それを横に逸れる事で避けて、願い事を使い、徐々に体力を回復させていく
「コ、ロー！！」
最近覚えた、泥かけを決める
「ブイ！？ ブ、イーー！！」
泥掛けが決まるも、イーブイの電光石火
「コロー！！」
カウンターで、倍返しに
「ブイ、ブーイ！！」
「！！ コロー！！」
カウンターで跳ね返されるも、至近距離からのアイアンテールとシャドーボールにて、木に叩きつけられて

（そこまでだ）
（（！ フシギダネ兄ちゃん！！））
（どっちもいい成長してるな〜、感心感心、ミズゴロウもいい線いってるぜ？）
（むっ〜、でも、おれが考えるステップアップじゃないんだよね〜・・・）
（（え？））
（おれ、グレイシア姉ちゃんのあれやりたいんだよ！！）
（（あれ？））
（そう！ ミラーコートって奴！）
（あ〜、あれか〜、でもお前が覚えるの無理じゃないか？）
（えぇー！？ なんで！？
（いや、あの技って、お前は生まれる前に遺伝で覚えるんだよ）
（遺伝！？）
（そうだ、イーブイ達は兄弟といっても、寄せ集めで、そうなったんだよな？）
（うん、そう）
（ええ！？ そうなの！？）
（そうだよ？ だって、僕たち全員、最初から覚えてる技一緒じゃないでしょう？）
（え？ うん、そういえば・・・）
（僕達は、シャワ姉が、タマムシシティで捨てられたイーブイを掻き集めて、兄弟として育ったんだよ、サトシに会う前は）
（えぇ！？）

ミズゴロウが、目を見開く

（全員本当の兄弟じゃないけど、助け合って生きてきたんだ、あの広い街でな？ で、僕たち、飲食店のゴミを漁ってたら、追い払われちゃってね？ ゴーリキー達に）
（・・・）
（それで、僕たちは、裏路地で倒れてたとこに、サトシ来て助けてくれたって訳だ）
（・・・）
（ふっ、そんな顔しないでよ？ 今はなんともないんだもん、今は、僕ら幸せだもの、我儘も、悪戯もさ？ 嫌われないって分かってるからこそ、するものだよ）
（！）
（虐められたりされたら、それどこじゃないでしょう？ サン兄ちゃんや、ブー姉が、ああなのは、平和で、叱られても、嫌いにはならないって知っているからだよね・・・サトシは、怒ってくれるんだ、それは、僕達を思ってくれてる結果でしょう？ だから、思わずね？ シャワ姉に痛い仕打ち受けても、懲りないのはしょうがないの、まあ、やり過ぎは禁物だけどね？ そこの加減はきっと分かってると思うよ？ サン兄ちゃんも、ブー姉も、サトシのポケモン以外には基本しないからね？ 悪戯も、我儘も）
（（あっ））
成る程・・・
フシギダネも、納得