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ホクサイマチス、砂崎枕流さんの小説

  • 『落語より面白い漱石俳句』:生涯全句の解釈例とその面白味

    • 文学・人文,エッセイ
    • 連載中
    • 1300P
    • 閲覧数1748

    「漱石という人は、何という人なんだ!」
    〜日記代わりだった俳句、ここに本当の漱石がいた〜
     
     漱石先生は独自の俳句世界を切りひらきました。 漱石俳句を世の主流の写実主義に囚われずに、「坊ちゃん」や「吾輩は猫である」と同じように読めば、漱石のおもしろい俳句文学が楽しめます。また、全俳句を漱石の気持ち・立場で解釈すれば、世界に通用する小説、実験的かつ体験的恋愛・心理小説を書くために結婚生活をかなりの程度犠牲にした背景・実態が霧が晴れるように見えて来ます。

     絵画において漱石と同じく面白さ、ユーモアを追求する画家のホクサイマチスと漱石の俳句弟子を自認する理系の砂崎枕流(*2人は同一)が漱石の『全俳句』を数年かけて独自に解釈して来ました。当時の漱石に成り切って解釈しました。
     超A I 時代に向かっている今こそ、これらの俳句は光り輝くものであると弟子の枕流は確信しています。小説「草枕」は俳句小説と言われていますが、漱石の2605句の独自にカウントした俳句群(原句を含む)も一つの小説を構成するものだと思います。
     
     漱石俳句の大部分は、親友の子規に宛てて送られた句稿や手紙文に書かれていたものです。漱石の心情や悩みを率直に、かつ面白い俳句にしています。これらは互いに理解し合えていた2人だけがわかる暗号文のように作られています。これらの俳句を読み解くことは、小説から導かれる漱石の理解よりも深く理解でき、そして漱石の実像を明らかにすることにつながると確信しています。

     その一方で漱石の恋人・愛人であった楠緒子、楠緒子と異父兄妹と知っていて結婚した保治、保治と親友であった漱石の関わり合いがあります。漱石俳句を完読することで彼ら3人の長い時間に渡る厳しい関係が浮かび上がってきます。これを見ることで漱石の生き方が見えて来ます。保治の生き方も見えて来ます。現代と明治時代の違いを踏まえながら令和の今、漱石を丸ごと見つめていきます。

     世の評論家、編集者は多くの謎めいた俳句の適切な解釈を避けていますが、ここには人間漱石の面白み、醍醐味が詰まっています。

    参考: 漱石は「何もかも捨てる気」で松山に行ったというのだが,ーーー この突然の転身について漱石は黙して語らないが,帝大進学の翌24年7月初めて見染めた大塚楠緒子に失恋したことがおそらくその理由であった。(法政大学の論文)

  • 『落語より面白い漱石俳句』:生涯全句の解釈例とその面白味
  • 漱石の六不思議を漱石俳句・詩から解明 (砂崎枕流ー笹崎達夫)

    • 文学・人文,エッセイ
    • 連載中
    • 128P
    • 閲覧数529

     漱石の生涯と創作活動において、いくつかの不可解な点(七不思議)が挙げられる。これらについて自称「漱石の弟子」の砂崎枕流が、古今東西の漱石研究家が書き上げて来た書物を横目に、オリジナルな見解を述べることにする。砂崎枕流の日頃の独り言は「素人の意見・見解が最も本質をついているものだ」である。
     
     漱石の2500余の俳句は漱石の生涯を記録したメモリーチップである。この中にあるあまたのデータは見渡した景色、それを元に考えたこと、または先人の智慧・作品または自分の思想をユーモアを持って脚色した俳句である。これらは小説とは異なって内心を比較的正直に記述している。これらを解読し、組み合わせることで漱石の全体像が浮かび上がる。
     漱石の俳句は隠語、暗号を用いて簡単には判読できないようにしてあった。そうであるから赤裸々に漱石を俳句の中に表現している。だがそれを突破する解読はかなりが進行している。
     
     漱石の小説は濃厚でユーモアがあって面白いが、俳句から見えてくる漱石像は更に面白い。

      ところで「漱石の六不思議」とは何であるか。
    1. 英国に留学したのに帰国後英文学教師の仕事が嫌になった。その訳は。
    2.漱石の神経衰弱はいつからなのか。楠緒子は無関係なのか。
    3. 漱石は魂の存在を認めていたのか。自身の臨死体験とは。
    4.大塚楠緒子と保治と漱石の三角関係は何故隠されたのか。
    5. 寅彦に言った「俳句はレトリックの煎じ詰めたものである。扇のかなめのような集注点を指摘し描写して、それから放散する連想の世界を暗示するものである」とは。
    6.漱石は俳句で身を立てようとしたことがあったのか。

     
    *表紙画はホクサイマチス作の「漱石とマドンナたち」
    *著者紹介: 1949年(昭和24年)生まれ。53歳で退社し、技術事務所を開設(技術士、コンサル)。画号はホクサイマチス、俳号は砂崎枕流

  • 漱石の六不思議を漱石俳句・詩から解明 (砂崎枕流ー笹崎達夫)
  • AI時代を生き抜く思考:面白「百人五百句」の面白解釈

    • 文学・人文
    • 連載中
    • 248P
    • 閲覧数918

     すでにAI時代に突入している今、人間性を重要視する思考が活発になっている。人間らしく生きる際のキーワードは、ユニークさ、面白さ、遊び感覚である。これらはここに登場する面白俳句群に満載である。
     人間智に追いつき、追い越そうとしている頭脳機械にできないことの一つは、知的に笑うことの楽しさを実感することである。

     江戸期から現代までの中で、著名俳人、市井の俳人が作った俳句の中から人生の伴侶として面白くてためになると思われる「デリシャス&アトラクティヴ」俳句を500句ほど抽出した。これらはみな、クスッと笑える俳句、少し考えてから笑える俳句であり、この抽出作業は非常にワクワクするものであった。面白い絵画を制作している画家ホクサイマチスがこれらを紹介する。

     これらの俳人の中で一茶、蕪村、漱石、万太郎はもちろん光る存在だ。意外な人として存在するのは晩年の芭蕉。そして目立つのは詩人たちである。発想、視点がとにかくユニークなのだ。短歌の俵万智も彼女らしい面白い俳句を作っている。詩人ではないが変哲(小沢昭一)も川崎展宏も面白い。

     俳句の専門家、批評家は俳句が出来た時代背景や作者の経歴、俳句の特徴を解説はするが、解釈については触れたがらない。読み人が勝手に解釈して自由に楽しむのが俳句なのだと言い訳して。だが画家のホクサイマチス(笹崎達夫)は、魅力のある面白い句を解釈してその面白さを公表してきた。
     ここでは発掘した「おもしろ俳句」について独自の解釈をしている。ときに作者が隠したがっている本意本音に迫りながら解釈している。

     さあ、俳句の王国である『ディズニー・ユニバーサル・ハウステンボス』に案内します。この道中では、所々にホクサイマチスが作った『おもしろ絵画』が登場します。さあ、楽しんで行ってらっしゃい!(表紙人は車が大好きな、『ミスター・俳句ワールド』)    *敬称略*

     俳句数:575句 (登場する俳人:「詠み人知らず」の4人を含む193人)

  • AI時代を生き抜く思考:面白「百人五百句」の面白解釈
  • 砂崎枕流のクス・ニタ俳句ーーー550句

    • 文学・人文,エッセイ
    • 連載中
    • 120P
    • 閲覧数723

     今のストレス社会と今後始まる超AI社会を乗り切るためには、そしてそれらを楽しんでしまうためにはユーモアと遊びに満ちた「クス・ニタ俳句」が必須アイテムになります。体の免疫を高める効果があるとされる「微笑み顔」は脳内にある快感のニューロンを活動させるため、豊かな気分になります。臨床療法の世界(「脳はこんなに悩ましい」池谷裕二・中村うさぎ共著)では、ゲラゲラと笑う大笑いより穏やかな笑いが効果を発揮することを明らかにしています。

     砂崎枕流は27年前の1991年からフェスタ俳歌(ユーモア俳句に解説的な小話をつけて理解が進むようにした短文詩)を始めていました。このサイトでは、前書きにかわる少し長めの後書きを添えた「クス・ニタ俳句」として紹介します。
     夏目漱石(金之助)、辻貨物船(征夫)、小沢変哲(昭一)、谷川俊水(俊太郎)それに晩年の芭蕉をこよなく愛する砂崎枕流が、微笑み顔を作る効果のある自作のクス・ニタ俳句をお届けします。     

     〜〜俳句と絵画:砂崎枕流(笹崎達夫)〜〜(作者の似顔絵:REIKO)

  • 砂崎枕流のクス・ニタ俳句ーーー550句
  • 漱石文学を支えた漱石俳句

    • 文学・人文,エッセイ
    • 完結
    • 22P
    • 閲覧数484

     夏目漱石の初期の小説は面白く、ユーモアに満ちています。そして後期の小説は人に生き方を考えさせる小説として評価が高く、ともに多くの人に長く愛読されています。これに対して、漱石の作家人生の初期にたくさん作っていた俳句はあまり評価されていません。これらの初期の俳句は、独自色を出しながらも正岡子規と共同歩調で作っていたものでした。漱石の中期と後期の俳句は、漱石の好みと考えに基づくものでした。
     これらの俳句は現代まで続く俳壇の主流である風景主義、観察主義に立脚する俳句からは遠いものです。しかし、漱石の俳句は「坊ちゃん」や「吾輩は猫である」、「草枕」と同じように読めば良いし、そうする事で漱石の俳句を楽しめます。

     漱石が身につけた物事に対する楽しみ方と面白がり方、および美的感覚の土台は俳句で身につけたものだと言っています。そして、小説を書き続ける際の基準になっていると語っています。このような鑑賞力、判断力が漱石の小説を書く力・自信になっているのです。
     外国文学のエッセンスを理解して吸収する際にも、日本人としてまた個人としての感覚の土台、基準がないとよろしくない、自分の判断力を持ち合わせないとうまくいかないと言います。漱石にこれができたのは、俳句のおかげだとしています。独自の日本文学の世界を作り続けられたのも、俳句をマスターしたからだと言っています。

     漱石の俳句観を画家のホクサイマチスがまとめてみました。AI時代にこそ光を放つ漱石俳句をともに考えてみよう。面白くてレトリックに富む漱石俳句はいつの時代になっても生き続け、200年経っても輝き続けると考えます。漱石文学のように。
     現代は高度に成長したAIが作家の小説の評価を行い、自ら小説を書いてしまう時代である。そして創作された小説はそこそこ面白いという。俳句も写実俳句であれば簡単にAIに凌駕されてしまうであろう。このレポートの最後に記述している池上彰氏の文章が参考になる。

  • 漱石文学を支えた漱石俳句
  • 辻征夫(貨物船)の全俳句と俳諧詩(一部)の解釈

    • 文学・人文,エッセイ
    • 完結
    • 125P
    • 閲覧数580

     夏目漱石のユーモア俳句を継承する俳人の代表格の一人が辻征夫である。辻の俳号は銀河鉄道でもなく、ジェット機でもなく、貨物船である。スピードと豪華さを競う世の中にあって、大洋をゆっくり眺めながら進む錆の浮き出た船である。面白い俳句を味わいたい読者には、貨物船の旅をお勧めする。

     日本の詩壇に危機を感じ取った詩人12人が集まって、面白俳句に挑戦する中で詩に刺激を与えらえるようにと、余白会を作り活動した。このグループには詩人の谷川俊太郎氏もいたが最もユニークであったのは貨物船だと思う。そのユニークさの余り、仲間からもあまり理解されなかったくらいだが、谷川俊太郎氏は違っていた。
     辻は面白い俳句と詩を融合した俳諧詩を発明した。この発明品をまとめたものが1996年に出した「俳諧辻詩集」である。この詩集は同年、現代詩花椿賞と萩原朔太郎賞をダブルで受賞した。その後も面白い俳句を作り続けたが、1999年に難病を発症して60歳で他界した。

     詩人貨物船が生涯に作った俳句238句にはユーモアと哀愁があふれている。同じ面白さを絵画で追求している画家のホクサイマチス(笹崎達夫)がこれらを解釈しながら紹介する。

  • 辻征夫(貨物船)の全俳句と俳諧詩(一部)の解釈