「IKON」番外編7:夜毎、神話のたどりつくところ

右の手の甲に朱と緋の紋様“遺痕(イコン)”を持つキ・ラールゴ(ラウル)と幼馴染のヨーコ・エノクは許嫁同士。
だが婚礼の儀の前日、ヨーコは不慮の事故により急逝。
悲しみに暮れるラウルの元に自身を“神”と名乗る、ラウルと同じ顔をした人物が現れ、彼と自分は「三位一体」であることを告げる。
さらに神は、彼に神の教えをあまねく世に広める伝道者となるべく、その任を命じるが、愛するヨーコを取り上げられたラウルはそれを固く拒む。
かくしてラウルはヨーコをその手に取り戻すべく無謀ともいえる戦いを神に挑むことになったのである。(「IKON」より)

* ** * ** * ** * ** * ** * ** * ** * *

本編「IKON」は上記の如く、シリアス真面目ストーリーですが、番外編はラウルの思い出の中にしか出てこない(亡き人なので)ヨーコちゃんを主人公に、幼馴染から彼氏・彼女の仲になるラウルとの乙女ちっくラブラブ満載なお話を綴っていきたいと思います♪

* ** * ** * ** * ** * ** * ** * ** * *

いよいよ、二人の婚礼を三日後に控えた夜の出来事。
ZABADAKの「夜毎、神話のたどりつくところ」イメージ。