きつね

神社に住む神使、稲荷様はいたずら好きで次々に人を化かすため、社に結界をつくり封じられた。
 社から動けない稲荷様だったが、子供達が遊びに来ていた為遊び相手に困らず、狐も溶け込んでいった。
 しかし、時が経つと共にに子供達はいなくなっていく。
 そして数十年後、結界が解ける。
 稲荷様は喜び、外に出るも変わり果てた外に愕然となり、通りすがりの人を脅かすも反応がない。
 孤独を感じた稲荷様は人に絶望し、社へと帰っていき、眠りについて記憶の中にある子供達と戯れる夢に浸っていく。