アルファベットの旅人
-
作成日 2010-05-18
ジャンル 童話,その他
ページ数 196 ページ
状態 完成
閲覧数 2287
評価平均/評価件数 - 0.00 [0 件]
『A』と『Z』。
とらわれて、たくさんの同じ境遇の“アルファベット”たちが「客」に買われていく中で、
いつも売れ残っていた、2人の子ども。
言葉を交わしたこともない。
けれど、地下牢に射しこむかすかなかすかな日の光のように、
やわらかな『A』の髪の金は、
いつしか『Z』の希望になった。
……いつか。
……いつか『A』と話せたら。
『Z』はやがて、旅に出る。
目指すは遥か。
手がかりもなにもないけれど、
「明日」をくれた
お日さまのような君に会うために。
この目が、もう二度と光を映せなくなるその前に
どうかもう一度だけ、あの光をこの目に映せますように。
これは、名前を奪われ、記号と値段を付けられた子どもたちが
自分の人生を取り戻していくまでの物語。
2人のそれぞれの足跡を、
2人を見守る者たちの目線で辿っていきます。
※ブログ『旅の空でいつか』(http://atoznotabibito.blog82.fc2.com/)で掲載していた作品です。
無断転載は厳禁です。が、本作品のURLの転載はフリーです。
その際は、ご一報頂けると嬉しいです*^^*
※掲載している絵は全て『Touno's soliloquy painting』(http://bleidysaras.blog35.fc2.com/)の遠野さまの作品です。
遠野さま、本当にありがとうございます!!
※紹介文は、友人のシャチにもご協力頂きました。シャチ、ありがとう☆☆
目次
- 『ゼロ地点』 /A/Z
- 1P
- 恋人と別れた朝 /Z
- 3P
- 最初の別れ /Z
- 5P
- 一本の木 /A
- 7P
- てのひら /Z
- 10P
- ふたりのてのひら /Z
- 12P
- ベンチと朝食 /Z
- 15P
- 狼の娘_1 /Z
- 17P
- 狼の娘_2 /Z
- 19P
- 月の飴玉 /Z
- 24P