幽遠鬼譚抄

クリスマスの夜に起こった、とある一家強盗殺害事件の被害者となった主人公の遠間玲二。

母を、父を、未だ幼い妹を、犯人により殺害され、自らを突如襲った不幸に呆然とする彼もまた犯人の凶刃に倒れる。

怒り…悲しみ…憎悪…次々と沸き起こる感情に彼は死んだ筈の自らの身体に再び力が戻るのを感じる。
そして、彼は身の内から暴れ出る様な衝動に突き動かされるまま復讐に走った。


『鬼――それはヒトならざる物』

『鬼――それはかつてヒトだった者』

『鬼――それは空虚なる残姿』

この物語は、一匹の鬼と一人の退魔師との出会いから始まる。

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