サファイアの天使

西暦6012年
舞台ははるかかなたに存在するトロロ星――
『サファイアの天使』と呼ばれる少女クミ
 十賢者の母ククをもち、母子家庭で育った彼女は世界を救うことができる救世主の1人として期待されていた。
クミは文武両道で、容姿鍛錬、誰もが羨む存在であったが自分が本当に世界を救える力があるのか大きな不安を感じていた。
だが誰にも相談できず、降りかかる災難の全てをひとりで抱え込んでしまう性格ゆえに恋人のリウス・ウッタッタからも心配されていた。
リウスはクミを精神的に支えてきた数少ない人物でありかけがえのない存在だった。
だがそんな中、リウスに許嫁モモができる。名家出身のリウスはもともと自由恋愛による結婚を禁じられていたが幼馴染で両想いであったために別れられずにいた。
そんななか、数年前に行方不明になったシオリ・カモミールがあらわれ、ウッタッタ一族への復讐が始まるというニュースが流れた。
クミは事の真相をつきとめるべく、調査に乗り出すがやがてそれがクミ、リウス、その許嫁モモの運命を大きく変えていくことは知る由もなかった。
この物語はクミとリウス、モモの成長とそれぞれの愛の物語を描く恋愛ファンタジーである。