ORIGIN180E オリジナリズム編 7

●この巻は、R-18指定です●
前回のあらすじ
 単身でペンタゴンに輸送されるユース。彼を待っていたのは新しい人物達との出会い、そして研究室の所長としての待遇だった。彼はそこで自身の興味のおもむくまま、研究を続けていいと言われる。
 一方、植物状態を脱したレイクだったが、老住の体調の悪さのせいで新型チップが上手く作動していなかった。そのためチョースが複数のチップの統合を図り、老住の助けが無くても済むような整備を始める。
 そして実年齢に戻ったレイクと遭遇し、ミットンは再び強いデジャブ―を感じる。彼は少年達のコンピューター操作を混乱して眺めながら、過去と現在がねじれた世界をなすすべもなく受け入れるしかなかった。
 レイクはカンムとずっと一緒に暮らしたいと希望するが、カンムはもうすでに少年を手放すつもりでいた。彼は新しい人生が待っている若者達の未来を奪いたくなかったのだ。