ORIGIN180E L.A.編 10

●この巻は、R-18指定です●
前回のあらすじ
 レイクが突然に生命活動を止めてしまった。ユースは誰よりも早く現場に駆けつけ、幼なじみの体を冷凍して保存しようとする。
 ユースの呼び掛けに答えたのは、同じLA基地内にある第三研究所だった。そこには最新式の冷凍ポッドがあり、ちょうど空いた状態で人の受け入れが可能だった。
 第三研にはオペレーター室、医務室、機械室の三部門があり、それぞれに女性がチーフを務めていた。三部門のトップにいるフロイライン・ミミー所長は、冷凍機械を制御するコンピューターの取り扱いを、少年のユースに快く任せた。
 一方ハルカイリでは、レイクの死の一報を聞き、大勢の人間が動揺を隠せないでいた。何とかして少年の命の火を再びともそうと、彼らは第三研に協力して動き始めるのだった。