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小説

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夏目漱石の『落語より面白い俳句』500句の解釈

 夏目漱石の初期の小説は面白く、ユーモアに満ちていることで、現代でも多くの人に愛読されています。しかし、同じ時期にたくさん作っていた俳句はあまり評価されていません。当時の俳句の師であった正岡子規は彼の俳句を面白いとして創作を鼓舞していました。

 漱石の俳句は「坊ちゃん」や「吾輩は猫である」と同じように読めば良いし、そうする事で漱石の俳句文学が楽しめます。

 漱石の俳句観と人生観、および漱石の俳句の面白さを、絵画において同じく面白さを追求する画家のホクサイマチスが500句を自由な独自解釈によって紹介します。

 漱石は自分の俳句は小説と同様に百年後に残る俳句であると思って作っていたはずで、超AI時代に向かっている今こそ光り輝くものと確信しています。

 小説「草枕」は俳句小説と言われていますが、漱石の人生を面白く、かつ正直に描いた俳句群は一つの小説を構成するものと思います。

 漱石は若い時の行動を暗号のようにして俳句に記録しています。この謎を解くことも漱石俳句の解釈の醍醐味になっています。特に独身最後の松山時代の俳句は、正岡子規にあてたもので赤裸々な内容の俳句になっています。世の評論家は下記の同時作の解釈を避けていますが、これらを読み解くことは漱石の正直な気持ちを考える契機になると思います。

 181.恋猫や主人は心地例ならず
 277. ちとやすめ張子の虎も春の雨
 412. 煩悩は百八つ減って今朝の春