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小説

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★【93】ミニシアターより愛を込めて(原稿用紙100枚)

 映画専門学校を出て自主映画制作に没頭していた剛志だったが、28歳になっていた今は映画制作への夢は破れ映画関係の雑誌に記事を書いているフリーの雑誌記者になっていた。

そんな剛志は小樽での昔名のある映画監督であった小野山への取材の仕事を請け負う。小野山は映画監督として名実とも絶頂期に一線から身を引いていた。小野山が映画専門学校で講師として若者たちに映画作りの素晴らしさを教えていた。

剛志は通っていたその映画専門学校で小野山の授業を受けていた。今回その小野山が小樽でミニシアターをやり始めるといったニュースが入ってきたのでそれを取材するのが剛志の任された仕事だった。

剛志が小樽に着き小野山と面談した時に、剛志の同級生だったかもしれない亜沙美がこの街で喫茶店をやっていることを教えられる。剛志は8年振りに亜沙美と再会した。

剛志と亜沙美は映画専門学校の同級生で、剛志は亜沙美のアパートに転がり込んで、自主映画創りに没頭していた。そんな剛志を支えながら亜沙美は亜沙美で映画評論に夢中になっていた。

映画専門学校卒業後2人は其々の夢に向かって進んでいくはずだったが、突然亜沙美は故郷に帰ると言い出して剛志を残して東京から姿を消した。実は亜沙美を独りで育ててくれた母親が倒れたのだった。

剛志は勝手に亜沙美には故郷に結婚を考えている男性(ひと)がいると思い込み、亜沙美は故郷に帰っていくという亜沙美に何の言葉を投げ掛けない剛志に失望感だけを抱くこととなった。

取材も終わった頃に剛志は小野山からミニシアターで働くことを提案される。独り暮らしになっていた亜沙美は、自分の家に住むことを剛志に勧める。

剛志は小野山のもとで自主映画担当のスタッフとして活動し始める。ところが半年後剛志はまた自主映画を撮りたいと思い始める。

剛志が最終的に選んだ道とは・・・・・?

又、そんな剛志に亜沙美が示した想いとは・・・・・?