花をさがす少女

上杉輝虎に仕える軒猿の頭領・五形(ごぎょう)に育てられた少年・芹(せり)は、武田の偵察中に、歩き巫女の卵・なずなに出会う。
なずなは、巫女道場を脱走した咎により、道場の用心棒・藤袴(ふじばかま)に追われている最中であった。
藤袴の手を逃れ、芹が五形と共に暮らす春日山へと、身を寄せるなずな。
しかし、藤袴は執拗になずなの命を狙ってきた。

そんな状況下で生活をする中で、絆を深め、共に成長していく、芹となずなの物語。

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