お.な.にー

窓を開けるとそこには変わらない日常が広がっていた。
眠たそうな顔で学校へと向かうであろう高校生。
それを横目に忙しそうに抜き去って行くサラリーマン。
世界は美しい。汚い。どす黒い。すばらしい。
様々な意見があるだろう。それぞれが正解だ。
美しいところにいれば世界は美しいと感じるだろう。
汚いところにいたらそれは汚いと感じるだろう。
まぁいろいろだ。考えるのがめんどくさい。
僕はこの世界が嫌いだ。僕がこの世界を嫌いなんじゃない。世界が僕のことをきらいないんじゃないだろうか。

僕は何を考えてるんだ。馬鹿馬鹿しい。

そうして僕は二度寝をすることにした。





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