山本奈津美の願望 ~終身重禁固刑に魅せられて R-18

山本奈津美は、感覚を遮断され、全身を強く拘束されることにエクスタシーを感じてしまうマゾヒストだった。そんな彼女が望んだ究極の願望とは━━━。終身重禁固刑は、死刑廃止後の日本で、被害者遺族の感情に配慮して新設された。死を強制するかわりに、舌と性器、手足を切除され、感覚器をすべて閉鎖される。五感を剥奪され、行動の自由もすべて奪われる過酷な刑罰だ。奈津美はその刑罰を知り、抱いてはならない強い憧れを持ってしまった……。

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