2014-02-28
ファンタジー,短編/SS
9 ページ
完成
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静岡から東京へ新幹線通勤をしている四十代の安田には、密かな楽しみがあった。それは週末の大垣夜行で出会う、同世代の友人・坂田と話をすることだった。家庭が冷め切っており、相談相手もいない安田にとって、深夜の大垣夜行は心穏やかに過ごせる唯一の場所だったのだ。ところがある日の大垣夜行は、いつもと違う場所を走り出して……。
さかもと希夢
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