• 作品を探す:

小説

携帯でもPCでも書ける!

美琴の剣!(二次稿)

2013/10/16 『その四 美琴の剣』を更新


 あらすじ
 
 慶長四年八月。
 中国の大大名である毛利輝元に仕える武将の一人、足名繁則(あしなしげのり)は、来る関ヶ原の決戦を前にして、しかし、別の問題に直面していた。その問題というのは、嫁がせた愛娘、お櫛姫(おくしひめ)が、嫁いだ先で虐待を受けているということである。繁則は、最も信頼している部下、竹早須佐之助(たけはやすさのすけ)に、様子を見てくるように伝えた。
 須佐之助は、殿からお櫛姫の話を聞いて、心中穏やかではなかった。というのも、須佐之助はお櫛姫の教育係でもあったのだが、それ以上に二人はただならぬ仲にあったのである。そのため、須佐之助自身、お櫛姫の無事を確認したかったのである。
 お櫛姫が嫁いだ先、山田大蛇(やまだおろち)の屋敷に向かうと、須佐之助は大蛇の追い払われてしまった。仕方なく一度引き下がったのだが、それから間もなくして、お櫛姫は大蛇の手にかかり、その命を奪われてしまった。悲報を聞いた須佐之助は、親友歌川国芳(うたかわくによし)と共に、大蛇に夜襲をかけた。しかし、二人は返り討ちにあい、命を落とした。

 平成十年九月。
 須佐之助は、須佐野美琴という人間として、平成の世に転生していた。前世の記憶を全て受け継いだ美琴は、十七年の月日を、同じく転生しているであろうお櫛姫を探すことに費やしていた。そしてついに、美琴はインターハイ女子剣道の中継で、お櫛姫と瓜二つの女子生徒を見つけることができた。それが、島根県にある市立奇稲田高校に通う、鳥乃髪櫛奈という女子生徒である。美琴は、さっそく奇稲田高校に転校し、彼女を探した。

 平成剣客物語シリーズその一