百年君を待っていた

仮に永遠の命が手に入るとして、
人は、本当にそれを望むのだろうか――――

東京のとある雑誌記者である橘を尋ねて一人の男がやってきた。
編集長である伊達はその男の雰囲気を表現しがたくも危険な人物だと思った。
これは長い記者生活の感によるものだった。

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