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小説

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「死ぬ準備」

 人はみな思いを残して死にます。思いの数だけ星はあります。星の数だけ色も違います。そんな思いを形あるものにして事前に遺したいと思います。これから書く「死ぬ準備」もそんな星の一つです。華やかな煌めきはありませんが、記された思いは意外と明るいはずです。

 「死ぬ準備」は、遺書や遺言書ではなく、また法律家の書く遺産相続や事業継承に係る指南書でもありません。最近はやりのメモリー・ノートでもありません。そういった意味合いも若干はあるにしても基本的には残される者への思いです。老人は先に逝く運命ですが、それでも強かに生きぬく覚悟も持っています。生きるも逝くも、命のうらおもてです。

 一応私小説の形を取っています。
 筆者は有名人でもタレントでもありません。日本には四百万人もいるといわれる、中小企業・零細企業の経営者の一人です。
 いわばそこいらに居る街のお爺さんです。

 人生の終わりを迎えようとしている人や、身内を失った家族や、人生を考える若い人にとっても何らかの参考になればと思います。