雨のち晴れ

亞眼(あめ)は、ゴーゴンの祖先。人と眼を合わせないように、深い森の中の小さな小屋で暮らしてた。

だが、あるよく晴れた日のこと、小屋に人が来てしまう。
「私と眼を合わせると、石になってしまう」
そう言うと、人は言った。

「大丈夫だよ」

と。