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小説

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大道芸人たち Artistas callejeros

コルシカからイタリアへ渡るフェリーの中で、レネはフルートを奏でる美しい東洋人に出会う。声を掛けようとした時に先を越したのは、以前に会った事のある大道芸人。偶然にも二人の日本人は同じ音楽大学のクラスメイトだった。一人でいるよりも、一緒の方が便利なので、蝶子と稔、レネ、そしてミラノで出会ったヴィルの四人は一緒に大道芸をしながら旅をする事にする。

【登場人物】
◆四条蝶子(お蝶、パピヨン、マリポーサ、シュメッタリング)
 日本人、フルート奏者。ミュンヘンに留学していたが、エッシェンドルフ教授から逃げ出してきた。
◆安田稔 (ヤス)
 日本人、三味線奏者。数年前より失踪したままヨーロッパで大道芸人をしている。
◆レネ・ロウレンヴィル(ブラン・ベック)
 フランス人、手品師。パリで失業と失恋をし、傷心の旅に出た。
◆アーデルベルト・W・フォン・エッシェンドルフ(ヴィル、テデスコ)
 ドイツ人、演劇青年で、もとフルート奏者。父親の支配を嫌って失踪する。偶然逢った蝶子に自分の正体は知らせていない。
◆カルロス・マリア・ガブリエル・コルタド(カルちゃん、ギョロ目、イダルゴ)
 裕福なスペイン人の実業家。蝶子に惚れ込んで四人を援助している。
◆ハインリヒ・R・フォン・エッシェンドルフ男爵(エッシェンドルフ教授)
 ドイツ人、蝶子の恩師で元婚約者。アーデルベルトの父親。