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イメチェン
次の日私はたかみなと一緒に駅から学校までの道を歩いていた。
分かってはいたが、こうも変わるか、というほどすれ違う人の視線を感じる。
ある人はいぶかしげな表情で見てきたり、ある人は私と目が合ってすぐ逸らした。
電車にも乗っただけでかなりの人の視線を集めたような気がした。
気分がいいものでは決して無い。
「あっちゃんホントにこのまま学校行くの?」
「今さら戻るったって無理でしょ」
「マジで大丈夫かな……」
「やばそうならたかみなは私と一緒にいない方がいいよ」
「いや、一緒にはいるけど」
学校が近づいてくる。
同じ制服を着た人も何人か見かける。
私たちと同じように友達どうしで登校している。
チラチラと私を見ては、隣の友達に耳打ちをする。
そうしてもう一度私を確認し、耳打ちをしあう。
ついに校門までやってきた。
もう周りは同じ制服しかいない。
すれ違う人は決まって同じ反応をした。
まず、私の頭部を目を丸くして見る。
そしてそのまま私の顔へと視線を移す。
私が視線をそらさずいると、悪く思うのか、すぐに視線を逸らす。
「うひゃあ、あっちゃんこれやっぱ目立ちすぎだよ」
下駄箱までの道のりの脇を固める桜の樹も花は散ってしまい、青さが出始めている。
その青さが一層私を引き立てた。
「まあ、視線は半端なく感じるね」
「よく耐えられるね。あっちゃんすげーわ、尊敬だわ」
階段を上って、教室へ向かう。
流石に皆のざわめきの声が私の耳に直接聞こえてくる。
「何あの頭」、「あんな子いたっけ?」という声だ。
しかし、特に反応せずに私は教室に向かう。
その途中で……ついにともちんと会った。
「ともちんおはよー」
「おお、あっちゃんおは……って何その髪!?」
ともちんがいいリアクションをしてくれたところで、時は数刻前に遡る。
分かってはいたが、こうも変わるか、というほどすれ違う人の視線を感じる。
ある人はいぶかしげな表情で見てきたり、ある人は私と目が合ってすぐ逸らした。
電車にも乗っただけでかなりの人の視線を集めたような気がした。
気分がいいものでは決して無い。
「あっちゃんホントにこのまま学校行くの?」
「今さら戻るったって無理でしょ」
「マジで大丈夫かな……」
「やばそうならたかみなは私と一緒にいない方がいいよ」
「いや、一緒にはいるけど」
学校が近づいてくる。
同じ制服を着た人も何人か見かける。
私たちと同じように友達どうしで登校している。
チラチラと私を見ては、隣の友達に耳打ちをする。
そうしてもう一度私を確認し、耳打ちをしあう。
ついに校門までやってきた。
もう周りは同じ制服しかいない。
すれ違う人は決まって同じ反応をした。
まず、私の頭部を目を丸くして見る。
そしてそのまま私の顔へと視線を移す。
私が視線をそらさずいると、悪く思うのか、すぐに視線を逸らす。
「うひゃあ、あっちゃんこれやっぱ目立ちすぎだよ」
下駄箱までの道のりの脇を固める桜の樹も花は散ってしまい、青さが出始めている。
その青さが一層私を引き立てた。
「まあ、視線は半端なく感じるね」
「よく耐えられるね。あっちゃんすげーわ、尊敬だわ」
階段を上って、教室へ向かう。
流石に皆のざわめきの声が私の耳に直接聞こえてくる。
「何あの頭」、「あんな子いたっけ?」という声だ。
しかし、特に反応せずに私は教室に向かう。
その途中で……ついにともちんと会った。
「ともちんおはよー」
「おお、あっちゃんおは……って何その髪!?」
ともちんがいいリアクションをしてくれたところで、時は数刻前に遡る。
更新日:2011-07-18 01:07:57