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第一章:おもうこと
東から昇る太陽の光に、そっと手をかざして。
浮かび始める雲の動きを、じっと見つめて。
風に揺れる花の音に、そっと耳を澄まして。
西へと沈む夕陽の光に、触れて。
闇を切り裂く月を、ただ、ひたすら、見つめて。
そして再び、東の空からは太陽が――。
何度も繰り返される、繰り返されるのが当たり前の、日常。
だけど。
だけど。
もう、見飽きてしまったよ。
独りでいるのにも、もう、飽きてしまったよ。
更新日:2013-09-03 22:10:13
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ツクモ白蓮
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