• 5 / 56 ページ

はじめまして

「ゆ~き~」
と、利央の声がした
すると、監督が
「なんだ、アイツの知り合いか?」
と言った。
利央の友達・・・なのかな?
『たぶん友達です』
「そうか」
とだけ言った監督は部室に入って行った。
「ゆきっ、監督となに話してたの?」
『利央』
気がつくと目の前に利央がいた。
『監督、お母さんのこと知ってたの』
「お母さん?由紀の?なんで?」
『教え子だ、って言ってた』
「ふーん、まぁイイや、由紀グラウンドいこ!今、準太さんが投げてるから」
・・・準太って誰だろう、なんて思いつつ利央に引っ張られながらグラウンドへ走った。

更新日:2011-11-12 12:16:51

  • Twitter
  • LINE
  • Facebook

おおきく振りかぶって   ~夢を追う背中~