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わぁ、美人

 和己視点
『結構広いんだな』
本「そうだねー」
[ようこそいらっしゃいました、桐青高校の皆様]
『お世話になります』
[皆様こちらです。監督さんはもう部屋にいらっしゃいますよ]
ガラッ
監「おそかったな」
いつも怖い監督は浴衣でくつろいでいた。
『え、監督?』
監「今日は此処でゆっくりする、練習は明日からだ」
「「「やった~!!」」」

利「アレ、由紀は?」
慎「そーいやぁいねーな」
監「もう来ると思うが・・・」
『?』
[失礼します。浴衣を持ってきたんですが、サイズ大丈夫ですかね?]
監「晴香、堅苦しいのはもういいぞ」
[あら、そうですか?]
『監督、知り合いですか』
監「教え子だ」
利「ちょー美人ですね~」
[ありがとう]
たしかに美人だ。
右側で分かれている前髪、長く艶のある黒髪はキュッと上で結ばれている。・・・誰かと似ている気が・・・?
[あなたが、河合くんね?]
『は、はい』
[本当にしっかりしているのね]
『・・・。』
[名前を知っていたことに驚いてる?此処に居る全員の言えるのよ?]
『え、』
[右から利央くん、慎吾くん、山ノ井くん、本山くん、前川くん、松永くん、迅くん、青木くん、高瀬くん、ね]
利「おースゲッ!なんで知ってんスか?」
[いつも話しで聞いてるわ]
『監督ですか』
[いいえ]
利「じゃあ、なんで」

更新日:2011-04-28 21:57:23

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おおきく振りかぶって   ~夢を追う背中~