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小説

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雪鳳は既に古鏡を連れ、周へ出かけた後だった。
一週間ぐらいは戻ってこないだろう。

「え!?」
桶を戻して台所に向かうと、残しておいた自分の朝食が無い
ふと見ると、綺麗に片付けられた器のみがあった。

「・・・嫦娥!」
これにはたまらず双樹は嫦娥の居る書斎部屋に向かった。

「僕の朝食が無いんだけど」
朝日を浴びながら、嫦娥は優雅に読書をしている、双樹に呼びかけられ、ああ・・・とばかりに嫦娥がうなづく

「残っているのかと思って、食べた」
やっぱり!
朝から仕事をして来て、お腹が空いていた双樹は珍しくそれに腹を立てた

「嫦娥は神様なんでしょ?」
嫦娥の姉の金母(きんぼ)は正体がばれてから一切、食事を取っていない・・・少なくとも双樹が知る限りは

「・・・食材がないから、食べたら買いに行こうと思ってたのに」
ここは町から離れている、往復すれば半日近くになってしまう・・・とてもじゃないが空腹に耐えられない

更新日:2011-04-03 02:30:36