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小説

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3月12日 津波警報が継続中の為、外出をやめる

いま何をすべきか、朝から家族会議をする。

・とにかく情報を集める。広報アナウンス、市役所のアナウンス、ラジオ等。
・夜の照明は懐中電灯しか無いため、家中の単1乾電池をかき集める。ロウソクもあれば使う。
・ガスが止まったため、石油ストーブで調理が出来るように、鍋、フライパン、ヤカンなど用意する。
・阪神淡路大震災に遭われた方の知恵、「食事の皿はラップで覆い、食事が終わったらラップを捨てる。節水のため水は極力使わない」を実行する。
・ストーブを点けている時は必ずひとり茶の間に残り、余震が来て揺れが治まったらすぐに消す。

津波警報がまだ解除されない為、今日は外出をやめることにした。
余震は数えきれないほど起こっている。
万が一、強い地震が来たらすぐに逃げられるように頭の中で行動をシミュレーションした。
ストーブを消す→茶の間の襖を開ける→引き戸を開ける→災害用リュックを庭に放り投げる。

食料は、冷蔵庫の中に野菜や卵など、ある程度は入っていた。冷凍庫の中にも、肉・魚など5パックほどは備蓄している。約、一週間くらいは大丈夫と思われる。

水も、一応の備蓄はしていた。
いずれ宮城県沖地震は起こるので、1人あたり1日分3リットル、最低3日分の9リットルを備蓄するようにと県から勧告はされていた。でも、これはあくまでも飲料用や調理用で、その他にトイレ用などの生活用水の備蓄ももっと必要だったと後から思い知らされることになる。


一日は、長いような短いような。

夜は長く感じる。布団の中でフッと目が覚めたときの辺りの暗闇に、「いま震災中なのだった」と現実に戻される。
普段は真っ暗だと怖いので、豆電球を点けっぱなしで寝ていた。それで今日も懐中電灯を点けっぱなしにしておきたいところだが、電池が切れたらストックが少ないのでやめた。代わりにカーテンを細く開けておくことにした。そうすると仄明るく、すこし安心する。





更新日:2011-04-08 18:15:34

汗かきベソかき震災日記 ―東日本大震災―