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小説

携帯でもPCでも書ける!

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3月11日 地震発生

2011年3月11日午後2時46分。

私はいつものように、二階の自分の部屋でパソコン作業をしていた。
すると突然、ガタガタと音がして家が揺れた。

―また地震か。最近多いよなあ、昨日もあったし―

そのうち治まると思った。
ところが、揺れは治まるどころか激しさを増し、パソコンが机の上から滑り落ちそうになった。

「やばい、終了ボタン押さなきゃ」

ところが、画面のマウスポインタが激しく滑り、なかなか終了ボタンを押すことができない。片手でパソコン本体を押さえ、やっとマウスをクリックできたと思ったら、「正常に終了できませんでした」とエラー表示が出た。間もなく、画面は真っ暗になってしまった。

家が地に叩きつけられるように揺れ、あわてて立ち上がったが、なかなか歩けない。東側の小さい窓を開け、窓枠にしがみ付いた。そうしないと立っていられない。
さらに激しく家が揺さぶられたとき、初めて命の危機を感じた。

―嫌だ……死にたくない!!―

窓の下を見ると、庭に出ていた母と目が合った。

「早く! 降りといで、早くッ!!」

早くって言われても、何かにつかまらないと歩けないんだってば。

やっとの思いで、災害用リュックと普段使っているショルダーバッグを掴んで激しく揺れる階段を降りる。廊下に荷物を放り投げ、庭に飛び出した。

庭のアジサイの木の枝に掴まっていた母と共に、しばらく立ちつくしていた。

なんだか寒い。
気づけば、雪が激しく降っていた。

そのうち揺れが治まり、携帯を忘れていたことに気づき、いったん二階に戻った。
部屋の中は、すごいことになっていた。会社関係の書類やダンボール箱、CDやカセットテープ、化粧品などが落ちて散乱し、足の踏み場も無い。やっとのことで、携帯置き場である机までたどり着いた。




更新日:2011-04-08 23:09:38

汗かきベソかき震災日記 ―東日本大震災―