• 29 / 127 ページ

004

「さすがに強いなー、遊夜は」

「いくらザコキャラだからって、さすがにワンキルには驚いた」

「燃えてきたな。神尾決闘だ」

「パス」

「じゃあ、遊夜」

「パス」

「なら、天野」

「もちろん、パスよ」

「なんでだよ」

「「「そりゃあね…」」」

俺と神尾、マキはおそらく同じことを考えてるだろう、雄二とは、戦いたくない。仲間とか強いとかじゃなく、戦いたく無い理由がある。

「見つけたわ。天野マキ決闘よ」

振り返ると学園8位の宮野マミがいた。

「また、あなたなの」

「今日こそ、因縁の対決に決着よ」

「前もそういって私が勝ってなかった?」
「そんなのは忘れたわ。あなたは、私とキャラが被ってるのよ、名前、デッキ、喋り方、順位も近いし、なのになんであなたが、このアカデミヤのアイドルなのよ」

「別に、好き好んでアイドル名乗ってないけど…」

「うるさい、決闘よ」

「ならこの決闘、俺が受けよう」

雄二いくら決闘したいからって、空気読め

「決闘者たるもの、受けた決闘は受けてたつものよ」

「俺との決闘は受けなかったくせに……最初の流れ的に今回は俺が決闘する番じゃないの……」

「いくわよ」

「望むところよ」


「「決闘」」

更新日:2012-03-17 18:58:22

  • Twitter
  • LINE
  • Facebook