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小説

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花見

「メイはサンドウィッチを用意してきたのか」
「私の作ったカンペキなサンドウィッチよ。どうしてもと言うなら、味見させてあげてもいいわ」
「む、それではひとついただくとするか。……しかし、ひとりで食べるにしては少し多くはないか」
「そ、それは……」
「まあみつるぎ検事、それはヤボと言うものですわ。せっかくかるま検事が……」
「うわーゴウカなサンドウィッチだね。ねえねえなるほどくん、冥さんの手作りだって! うん、とってもおいしいよ!」
「い、いけません真宵さま!」
「なにィィィィ、冥ちゃんの手料理だとォ!? オレにもくれ! ウマイ、ウマイよ冥ちゃん!」
「うおお、こんな高級なサンドウィッチは食べたことないッス! マコくんも食べるッスよ!」
「おいしいッス! スズキ、カンゲキしたッス!」
「…………………………………………」
「め、メイ、落ち着いてくれ」
「…………こんなバカげたバカばかりのバカな行事など参加するのじゃなかったわ! この……バカどもがァァァァ!!」
「イテテテテテテテテテテテテテテテテテッ」
「うおおおおおおおおおおおおおおおッス!」
「いてててッ」
(…………この人数の中で、たたく相手を選んでいるのはさすがだな)


「まったく、あの子たちときたら……」
「クッ……いいじゃねえか。こんな陽気の中、バカさわぎをするのも悪くはねえさ。もっとも、オレはダマってゴドーブレンド395号をすするだけだぜ」
「……そうですね」


「なんで、ぼくまでたたくんだよ! 食べてないだろッ!」
「カントク不行き届きよ」
「まあまあ冥さん、かわりにこっちのお重を食べてよ」
「ケッコウよ!」
「メイ、さっきもらったサンドウィッチはまだ口をつけていないのだが、よかったら返そうか」
「……いいえ、やっぱりそっちのお重をいただくわ。ソレはレイジが食べて頂戴」
「む、そうか」
「どうかしら、私のカンペキなサンドウィッチは」
「………………先程、花粉症のクスリを飲んだからクシャミは出ないのだが、鼻がつまって味がよく分からないな」
「…………レイジのバカァァァ!!」
「ぬおおおおおおおお!」

更新日:2011-03-30 20:06:26