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平成23年3月19日(焦燥そして葛藤)

 震災被害での死者数、7000人を超えた。

 陸前高田の避難所のひとつ、陸前高田市立第一中学校の校庭に仮設住宅36戸の建設が始まった。他に、どこに建設されるのかはまだ決まっていない。岩手県では8,800戸を建設予定。

 自衛隊は、昨日で10万6000人体制で救助活動をしているそうだ。

 福島原発3号機に、午後2時過ぎから、東京消防庁では、屈折放水車という特殊な消防車で海水をくみ上げつつ、一時的に無人にして7時間、連続放水。

 放射線量濃度の高い中での死に物狂いの作業。命を懸けた使命。祈るしかない・・・。

 1号機、2号機の電力を今日中に回復予定。冷却機能を復旧させる。3号機、4号機の電力も明日までに回復させる努力しているそうだ。

 電力会社の技術者、自衛隊の人々、原子力の専門家の方々、日本を救うために毎分、毎秒、すべての力を注いで頑張ってくださっている。被災地で活躍されていらっしゃる様々な人々、特に、自衛隊や海外から協力にいらしてくださっている沢山の人々。寝る間も惜しみ、今頑張らなくていつ頑張る?と自身を奮い立たせて、無理をおして頑張ってくださっている沢山の人々。

 誰一人、これ以上亡くしたくない。
 誰一人、これ以上傷ついて欲しくない。
 無事を祈ります。

 9日振りに救出された20代男性が日本中の勇気を誘った。衰弱している、という。早く元気になって欲しい。

 それにしても、自民党の谷垣総裁には失望。日本の政治家は、皆、小さいなあ。

 昨日辺りからは、テレビ番組もほとんど普通に戻っていた。日本中が元気を失ってはいけない。被災地の避難所でも一生懸命人を笑わそうと明るく振舞っている人もいると聞く。

 こういうときこそ、‘笑い’が必要だ。

 束の間でも、何か楽しいことを、楽しみを見つけてそれぞれが明るく生きていかなければ、と。

 悲しみにばかり染まっていてはいけない。生きている人は、生き続けていかなければならないのだから。

更新日:2011-04-06 20:46:04

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