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小説

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登場人物&1

挿絵 400*311

登場人物紹介

嫦娥(じょうが)月の神様、双樹が気になっている。

双樹(そうじゅ)おっとりした子、雪鳳の家の居候

古鏡(こきょう)黒蛇の神、外見は幼女

雪鳳(せつほう)双樹の育ての親で師匠

金母(きんぼ)嫦娥の姉、神様

欄陵(らんりょう)雪鳳が仕えている、お姫様

1

「勘違いするな、別に俺はあんな奴、どうとも思っていない」
腹立たしくて、思わず口に出た。何を誤解してるんだ
「そうですか」
白けた表情で、小さな幼女が答えた。
書斎部屋の窓際で椅子に腰掛けて話す少女は、その外見とあまりに違う大人びた口調で淡々と答える。

「嫦娥(じょうが)さんが、そんな風に誰かの事を気にするなんて初めてですわ」
赤い瞳がじっと見つめている、
彼女は黒蛇の化身だ。
本来は成人なのだが、力を抑えられていて、子供の容姿をしている。

「そんなに気になるのなら、双樹さんと一緒に暮らせばいいのに」
「馬鹿を言うな、古鏡(こきょう)」
こいつといい、雪鳳(せつほう)といい、何故、ここまで鈍感なのか
・・・いや、一番、腹立たしいのは、双樹(そうじゅ)だと思う。

「先生」
とてとてと小さな足音を立てて、少年が歩いてきた。
自分を素通りして、彼、双樹は雪鳳の元へと向かう

「午前のお仕事が終わりました」
本来なら数時間ぐらいで終わるはずの仕事も、双樹は半日かかる
要領が悪いというか、鈍臭い
双樹の行動を見ていると、常にイライラさせられるのだ。

「そうか」
微笑を浮かべて、雪鳳は言う
「いつもすまないな、家の掃除ばかりさせてしまっていて・・・」
暁の目に真っ白な髪、長身のその男は、双樹に向き直り、申し訳無さそうに言った。

更新日:2011-04-18 23:52:49