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さて、一通り洗って、一通り拭き終わる。
そういえばレクチェの着ていたような服はどこに置いてあるのだろうか?
脱衣所を少し漁るとタオルの置かれていた棚の上の戸を開けるとそれが出てきた。二枚。という事はレクチェはルフィーナ達の部屋の物を着ている事になるな。
サイズは男女共用なのだろう、大きくもなく小さくもなく。申し訳程度についているボタンを留めると辛うじて肌が見えなくなるくらい。少し乱れればすぐに見えてしまう。
そのまま脱衣所で歯を磨いて、寝る準備万端でベッドのある部屋へ戻ると……そこには既に寝息を立てているレクチェ。
「おいおいマジか……」
枕も使わずにうつ伏せになって布団の上に転がっており、胸がよく見えない代わりに、薄い服の下のお尻のラインが綺麗に見える。再度の眼福。
俺は彼女のすぐ傍に腰掛けると、寝ているので容赦なく視姦してやった。触るのはダメでもこれくらいならバチも当たるまい。
だが俺はその後に起こる事態を想定していなかったのだ。こういう展開ならお約束の、ポロリというやつを。
しばらく邪な気持ちを一切捨て、ただただ目の保養にそれを眺めていた。しかしその時、
「う、ん」
少しだけ声を出して、うつ伏せになっていた体を動かすレクチェ。
体は仰向けになり、意識無く体勢を変えた結果、彼女の着衣は見事なまでに乱れて前がほぼ全開となる。
ヤバイ!!
ぶぁっ、と冷や汗が出たが、視線は完全に俺の意思とは別に本能で動く。目を背ける? 無理だよなぁ。
以前に一度見ているがあの時はクリスが牽制していた為、がっつり見るのはコレが初めてだ。いっつぱーふぇくと。
詳細を伝えるのは年齢制限的な意味でやめておくが、細いにも関わらずつくべきところに肉がついていて大変美味しそうである。筋肉質な部分が無いので、必死にプロポーションを維持しようとしている美とは違う、本当に天然の女性的なスタイルだ。どんな生活したらこう育つのか聞きたいくらいに。
で、何? 俺コレを目の前にして我慢して寝なきゃいけないんだ?
「ありえねえぇぇぇぇ……」
ねーよ、間違ってもねーよ。つーか眠れねーよ。
俺は必死にこの状況を打開する案を練る。いくつか出た案から、俺が選んだのはコレだった。
「起きろーレクチェー」
そして露になっているその両胸を大胆に鷲掴みにして、揉む!! そう、俺は揉んで起こして殴られる事を選んだのだ!!! 我慢もしないがその後殴られる事もあえて受け入れる!!!! そしてレクチェが警戒しながら寝てくれれば俺も諦めて眠れる!!!!!
そう思ってもにゅもにゅと一心不乱に揉んだ。
揉んだはいいが……まさかの展開、彼女はそれくらいじゃ起きなかった。
今日一日歩き疲れていたのかも知れない、予想以上に眠りが深い。揉まれた事に敏感に反応して寝つつも性的に感じ喘ぐ、なんていう色めきたつような事も無い。完全に俺の行為は無かった事にされて、熟睡ならぬ爆睡している。
大変まずい。
ただ俺の両手が幸せになった事で終わったこの案、失敗じゃないか。もうここまで全く反応しないんならナニしても起きないんじゃね?
……なんていう悪魔の囁きが聞こえてくる。手はレクチェの胸から離れてくれない。
先に進む根性も無いのに、手を離して諦める事も出来ず、ただ何となく揉んでいると急に部屋のドアが開いた。
「まだ起きてます? 備え付けの服だけ取らせてくだ、さ……」
入ってきたのはクリス。最悪で、最高の、招かれざる客だった。
俺が何をしているのか把握したクリスは、すぐにツカツカとこちらへ歩み寄ってきた。
その目は、さっきから飛んでいて苛々するのに見つからない蚊を見つけて、それを叩き潰す直前のような目。腸煮えくり返るほど憎い相手を倒す時の、ソレ。
「ほんとゴメンナサイ」
俺は心から謝った。この状況は俺の本意じゃないのだ。
その瞬間、目の前に星が飛ぶ。顔面にクリスお得意の回し蹴りが入ったのだ。
ベッドとベッドの合間に転げ落ちて、俺は痛む鼻を抑えてチカチカする目でその手を見る。わぁ、鼻血出てるってクリス。結構本気だなぁ今回の蹴り。
クリスは未だに起きないレクチェを一瞥してから、俺の足を何度も踏みつける。
「いだっ、いだい、ちょ、やめっ!」
「や、め、な、い!!!!」
◇◇◇ ◇◇◇
そういえばレクチェの着ていたような服はどこに置いてあるのだろうか?
脱衣所を少し漁るとタオルの置かれていた棚の上の戸を開けるとそれが出てきた。二枚。という事はレクチェはルフィーナ達の部屋の物を着ている事になるな。
サイズは男女共用なのだろう、大きくもなく小さくもなく。申し訳程度についているボタンを留めると辛うじて肌が見えなくなるくらい。少し乱れればすぐに見えてしまう。
そのまま脱衣所で歯を磨いて、寝る準備万端でベッドのある部屋へ戻ると……そこには既に寝息を立てているレクチェ。
「おいおいマジか……」
枕も使わずにうつ伏せになって布団の上に転がっており、胸がよく見えない代わりに、薄い服の下のお尻のラインが綺麗に見える。再度の眼福。
俺は彼女のすぐ傍に腰掛けると、寝ているので容赦なく視姦してやった。触るのはダメでもこれくらいならバチも当たるまい。
だが俺はその後に起こる事態を想定していなかったのだ。こういう展開ならお約束の、ポロリというやつを。
しばらく邪な気持ちを一切捨て、ただただ目の保養にそれを眺めていた。しかしその時、
「う、ん」
少しだけ声を出して、うつ伏せになっていた体を動かすレクチェ。
体は仰向けになり、意識無く体勢を変えた結果、彼女の着衣は見事なまでに乱れて前がほぼ全開となる。
ヤバイ!!
ぶぁっ、と冷や汗が出たが、視線は完全に俺の意思とは別に本能で動く。目を背ける? 無理だよなぁ。
以前に一度見ているがあの時はクリスが牽制していた為、がっつり見るのはコレが初めてだ。いっつぱーふぇくと。
詳細を伝えるのは年齢制限的な意味でやめておくが、細いにも関わらずつくべきところに肉がついていて大変美味しそうである。筋肉質な部分が無いので、必死にプロポーションを維持しようとしている美とは違う、本当に天然の女性的なスタイルだ。どんな生活したらこう育つのか聞きたいくらいに。
で、何? 俺コレを目の前にして我慢して寝なきゃいけないんだ?
「ありえねえぇぇぇぇ……」
ねーよ、間違ってもねーよ。つーか眠れねーよ。
俺は必死にこの状況を打開する案を練る。いくつか出た案から、俺が選んだのはコレだった。
「起きろーレクチェー」
そして露になっているその両胸を大胆に鷲掴みにして、揉む!! そう、俺は揉んで起こして殴られる事を選んだのだ!!! 我慢もしないがその後殴られる事もあえて受け入れる!!!! そしてレクチェが警戒しながら寝てくれれば俺も諦めて眠れる!!!!!
そう思ってもにゅもにゅと一心不乱に揉んだ。
揉んだはいいが……まさかの展開、彼女はそれくらいじゃ起きなかった。
今日一日歩き疲れていたのかも知れない、予想以上に眠りが深い。揉まれた事に敏感に反応して寝つつも性的に感じ喘ぐ、なんていう色めきたつような事も無い。完全に俺の行為は無かった事にされて、熟睡ならぬ爆睡している。
大変まずい。
ただ俺の両手が幸せになった事で終わったこの案、失敗じゃないか。もうここまで全く反応しないんならナニしても起きないんじゃね?
……なんていう悪魔の囁きが聞こえてくる。手はレクチェの胸から離れてくれない。
先に進む根性も無いのに、手を離して諦める事も出来ず、ただ何となく揉んでいると急に部屋のドアが開いた。
「まだ起きてます? 備え付けの服だけ取らせてくだ、さ……」
入ってきたのはクリス。最悪で、最高の、招かれざる客だった。
俺が何をしているのか把握したクリスは、すぐにツカツカとこちらへ歩み寄ってきた。
その目は、さっきから飛んでいて苛々するのに見つからない蚊を見つけて、それを叩き潰す直前のような目。腸煮えくり返るほど憎い相手を倒す時の、ソレ。
「ほんとゴメンナサイ」
俺は心から謝った。この状況は俺の本意じゃないのだ。
その瞬間、目の前に星が飛ぶ。顔面にクリスお得意の回し蹴りが入ったのだ。
ベッドとベッドの合間に転げ落ちて、俺は痛む鼻を抑えてチカチカする目でその手を見る。わぁ、鼻血出てるってクリス。結構本気だなぁ今回の蹴り。
クリスは未だに起きないレクチェを一瞥してから、俺の足を何度も踏みつける。
「いだっ、いだい、ちょ、やめっ!」
「や、め、な、い!!!!」
◇◇◇ ◇◇◇
更新日:2012-08-17 16:55:38