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『…すみま…』

「なにやってんだ!?
女の子だろ?
こんな時間に一人って!!
少しは自分の事を考えろよ。
仕事とは言え一応俺はお前預かってるようなモンだろ!?
お前に何かあったらそれこそそれは俺の責任になるんだよ!!」

お前って…相当怒ってる。

金森さんは私の声に被せて怒鳴った。

『すみませんでした』

もうこうなると金森主任の顔なんか見れたもんじゃない。

前を見ることもできずに金森さんから目を逸らすようにうつむきながら謝った。

「やってもらってた報告書のチェックをしようと思って戻ってみて良かったよ。
とりあえずすぐ出るぞ。
長時間残業になると上がうるさいから…」

部長席にかかっている鍵を取りに行き
報告書を机の上から取り
私の腕を握り
セキュリティをロックすると
さっさと事務所を出て来てしまった。


更新日:2011-02-21 05:22:41

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