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私は持って行ったつもりだった。
いざ取引先の応接室で出すと…それは以前他の取引先宛に作ったもので
間違えてプリントアウトしてしまったらしい。
それに気付いた時にはもう遅かった。
はっ…と気付いて書類を引っ込めてしまった。
「どうした?」
金森さんが私の態度に気付いた。
『えっ…あの…』
どうしよう…どうしよう…
絶対やっちゃいけない所でまさかこんなミス…。
戸惑い、答えられない私を見て
金森さんが私のバッグを取り上げた。
口も動かない。
身体も動かない。
金森さんはバッグの中に入れたファイルを見て手を止めた。
私はもう金森さんの顔も見れなかった。
いざ取引先の応接室で出すと…それは以前他の取引先宛に作ったもので
間違えてプリントアウトしてしまったらしい。
それに気付いた時にはもう遅かった。
はっ…と気付いて書類を引っ込めてしまった。
「どうした?」
金森さんが私の態度に気付いた。
『えっ…あの…』
どうしよう…どうしよう…
絶対やっちゃいけない所でまさかこんなミス…。
戸惑い、答えられない私を見て
金森さんが私のバッグを取り上げた。
口も動かない。
身体も動かない。
金森さんはバッグの中に入れたファイルを見て手を止めた。
私はもう金森さんの顔も見れなかった。
更新日:2011-02-28 04:24:40