官能小説

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宿を出た二人は、その足で宿にある湖の周囲を散策しながら、語りあった。
「私、それとなく感づいていたのよ。もしかしたら、私の事、特別な目で見ているんじゃないかって?」
「やっぱり、僕もそんな気はしていたよ。でも、直接聞く訳にはいかないものね。」
「そうよね、私だって、聞かれたら困っちゃうもの・・。」
「好きだって言ってくれれば良かったのに。」
「馬鹿、そんな事言える訳無いでしょう。あの時はまだ母親だったのよ、私。」
今だから言える事だが、真剣に思い悩んでいた事だった。
「如何して、許してくれたの? 」
正幸はその事が知りたかった。
「なんでかしら? 正幸を信じられたからかな? 嘘を言っている様には見えなかった。」
「本当に母さんが欲しかったんだ。」
「で、如何だったの? 私と・・、その・・、ひとつになった時。」
「よかった。願いが叶ったんだからね。最高の気分だった。」
「そう、私良かったんだ?」
喜美子は女として褒められた様な気持になっていた。
「正幸、これからも私の事よろしくね。うんと頑張るから。」
喜美子は、息子としての正幸にではなく、これから共に生きて行くであろう彼に、女としてのこれからを預けようと思った。
「ここに来て本当に良かったわ、誘ってくれてありがとう、あ、な、た。」
喜美子は、そう言って正幸に寄り添った。


                          終わり

更新日:2010-12-07 19:37:09

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