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近づきたい

携帯の音で
目が覚めた

隣で寝てた
リーダーの手が
ゆっくりと
携帯を掴む

僕は黙って
リーダーを見てた
寝癖のついた
後ろ髪
女の子みたいに
キレイな背中
小さく咳払いして
リーダーは
携帯に出た


もしもし?

眠そうに言った

もしもし、悠君?
寝てた?

声が洩れてた
奏君からみたい


うん。。。
おはよ

リーダーは
うつ伏せになって
枕に肘ついて
話し出す

僕に気付いてなかった

クシャッて笑いながら
話してるから
なんか妬けた


うん。そう、
午後から
え?今何時なの?

リーダーは
そう言って
時計探して
僕に気付いた

僕がジッと見てたから
リーダーは一瞬止まって
慌てるように
起き上がると
座って話し出した
耳がね
真っ赤になってることに
気付いて
思わず顔が
にやけた


リーダーの
腰に手を回して
しがみつくと

おぉ!

ってビックリした声出して
リーダーは
僕の手を掴んだ


ごめん、ごめん。
ちょっと、
声、なんか出ちゃった

ハハって
笑ってごまかしてるけど
明らかに
変だって
奏君なら気付いたと思う


構わず
話を続けるから
僕はかまって欲しくて
リーダーの体に
キスし始めた

背中とか
腕とか
お腹とか

必死でリーダーは
僕を離そうとして
だから余計に
やりたくなった

一番敏感な場所
僕の舌が触れた途端
リーダーは
ピクンって
体のけぞって
口を塞いだ


僕は構わず続けた

ごめん、
後で、かけ直していい?


リーダーは
慌てて電話切ってた

はあぁ。。。
ってリーダーの
何とも言えない声が
洩れて僕は
舐めながら見上げた


うわぁ
めっちゃエロい顔してる

そう思うくらい
リーダーは
普段見たことない
表情してた

やめて。。。ひな。

やっと出したような
切ない声で頼むから


堪らなくなって
体を起こして
リーダーの上に
乗っかった


やめていいの?
ねぇ?

リーダーのを
触りながら
僕は顔を近づける


いいから、やめろって

ため息まじりの
声で言う
泣きそうな顔して。


挑発してるとしか
思えなかった


僕はキスしながら
濡れた手を
リーダーの中に
ゆっくり入れた

思い切り
体が動いて
リーダーは僕の
腕を掴む


唇を離した途端
リーダーは
僕を見て

お前、、、、いい加減に
しろよ?って
潤んだ目で訴えた


知ってるでしょ?
攻める方が
好きだって

動かす指が
だんだん速く
奥へと入ってく

洩れる声が
僕を煽ってた


押し倒して
押さえつける
起き上がろうと
必死で抵抗するから
余計に
苛めてみたくなった


哭いてよ、悠。

僕は耳元で囁くと

一気に
自分のを中に押し込んだ

リーダーは
体をのけ反って
声を上げた


痛みに堪えてる顔が
高揚して赤くなった
表情が
僕を挑発する


激しく付いた
リーダーが
僕にするより
乱暴に。強く。
僕のこと
体で覚えさせたくて


アッ、、、アッ、、って
洩れる声が
だんだん大きくなるから
僕は顔を
自分に向けさせて
目を合わせた


ねぇ?どっちがいい?
する方とされる方

リーダーは
それどころじゃないって
顔して僕を見てた
涙が
スッて流れたから
それを舐める


早く、イカせて。。


艶のある顔して
そう言うから
一気に気持ちが高ぶった


こんなリーダーを
僕だけのものにしたい
僕だけを
好きになって欲しい
僕以上に
夢中になって欲しい


溢れる気持ちを
体でぶつけた
激しくすればする程
自分の体も痛かったけど
それ以上に
手や腰が
動いて止まらなかった


1時間位して
離れた僕に
リーダーは背中を向けて

お前、本当にSだね

って呟いた

僕は優しく
背中にキスして


愛情表現だよ
と耳元で呟いた

愛しくて
抱き足りない

更新日:2011-03-12 23:28:07

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