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「さて・・・どうするかな・・・」













京介は辻谷、青山、鈴木の連携を少し脅威に感じていた







「・・・俺が狙われる立場になるとはな・・・・フフ・・傑作やないか・・・一人で罪を被ってきたこの代償は高くつくで・・・一人・・一人・・地獄を見せたる・・・」








だが、早々動く訳にもいかない・・・




一人の方が身軽だが・・・誰か協力者が必要だ・・・




そう思い、暫くの間様子を見る事にした・・・








それから数日後・・
















鈴木は自分で名刺を作り、京介の客をいっきに周り始めた







京介の予測通りの展開であった


鈴木、程度の男が京介のテリトリーを歩いたところで売り上げなんて上がる訳が無い・・




今までの歴史を舐めて貰っては困る・・










すると一本の電話が入った








電話の相手は京介の顧客だった・・













『今日、鈴木君、来たよ 何?クビにしたんだって?』










実際、解雇にした訳では無く、本人の意思で辞めたと言う事を客に伝えた、




だが、客の話によると、鈴木はこう言っていた










「給料を何ヶ月も貰えない上、暴力が酷かった、それに耐えれなかった」










『そうでっか・・・月に40万の給料では貰っているうちに入らんと言う事ちゃいますか?』











『じゃあ・・嘘か?』




『好きなように思ったらええんちゃいますか(笑)うちは払っておりますさかい(笑)でっ、取引したんですか?』









『まさか、哀川ちゃんを裏切るう訳ないだろ(笑)』











『おおきに・・・』














実際の顧客は京介に心臓を掴まれているようなもの、鈴木がそれをひっくり返すのは困難な業・・・







それだけ、オーナーの命(タマ)を抑えるのは困難だと言う事に気付いてない・・・

















「青いな・・鈴木・・・」




















更に数ヶ月・・







突然、見た事のない電話番号のからの電話・・・






『もしもし・・』








『貴様、哀川だな』








『違う、哀川 様だ、「様」を忘れとるぞ、クズ』








『何だとこの糞野郎!!今のうちだけだぞ!いい気になっているのは』








『そーか、分かった分かった、用件はそれだけか?』








『糞野郎!ぶっ殺してやるからな!!』








『寝言は寝て語れアホ、そして「様」を付け忘れた事を死んで詫びろクズ』













そう言い電話を切った・・・



















ただの脅迫電話だろうとそう考えていたのが誤算であった・・・






















































更新日:2010-11-03 00:14:34

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