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真 公開処刑 第二章 「悲劇」

のり子への教育も終わり次なるプランを発動させる準備に入った



のり子のような邪魔くさい女は下系の制裁が一番効果的・・・



べロンベロンマスターも一発抜けて良かったであろう・・



そう感じていた




雑魚女(のり子)へ費やしていた時間の間も鈴木の監視活動は行われていた




先日、「クルーゼ」に現れた 「黒田 聡」事、別名「Ⅹ」が行っていたのだった



黒田の報告によると、鈴木の動きは、あまり表だったものではなかったようだった




辻谷の舎弟と青山を盾にし、用心しながら行動しているようであった


この二つの後ろ盾を使いながら、京介の顧客を訪問して歩く・・




勿論、仕事に繋がることはあまりなかったようだが、



ここで奴らの狙いは「顧客」や「金」ではないと言うことを京介は読んでいた




「動いているぞ」と言う意思表示を見せたいのだろうと判断した





時折、顧客から入るタレこみにはこの様な事を鈴木が言っていたと聞かされた





『哀川、最近来てますか?』





『最近見ないね・・』




『気を付けたほうがいいっすよ、アイツやばい連中に目付けられてますからね(笑)』







敢えて、客先でこのような事を言う辺りが実に愚かである・・・






「鈴木・・・お前はいつまで経っても小物やな・・・」







鈴木を引き金に根元まで辿り着く処刑が幕を開けようとしていた






数日後・・




鈴木はある作戦を実行し始めた・・



それはとても幼稚ではあったが、多数を巻き添えにする打撃となった・・






「これは鈴木の案でない」






京介は即座にそう感じた
















鈴木は京介によく連れて行かれたキャバクラに現れた




その中のメンツに「青山」(鈴木の会社の親玉)がいた




キャバクラの黒服は京介の会社の従業員と判断しフリーパス



店自体はとてもルールも厳しく、サングラスNG、暴力団風の方はお断りという店だ



青山はガタイも大きくどう見ても暴力団風なのだが、京介の客と見なし入店させたのだった



キャバクラ

「ギャラリーフェイク」 VIPルーム



『おい、鈴木、哀川の指名している女は分かるか?』




『はい、分かります』




『そいつを指名しろ』




『分かりました』





青山は京介の指名するキャバ嬢を指名した




『こんばんわ(*´∀`*) ユリア(源氏名)です』





『ユリアちゃんって言うのか・・君、可愛いね・・・』





何気ない会話をしばらく始めが、一時間もすると青山が行動に出てきた・・・





『ユリアちゃん、最近、「哀川 京介」、見かけるかい?』





『いえ来てませんけど、京介さんのお知り合いの方ですか?』





『そうだよ、知り合いなんだ・・・ニヤリ・・』





『そ・・そうですか、今度一緒に来てくださいね』





『それは無理だな・・』




更新日:2010-11-29 01:48:10

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