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真 公開処刑 「裏切り」 16

パブ「141」に着いた




「ドガッ」




ドアを蹴りながら店内に入った






『まいどです。京介ちゃん。貸切ありがとうございます』


『(´∀`*)ニコッ・・・馴れ馴れしいんじゃアホ』




『すみません。調子に乗りました』




『余計な事、語らんで・・・さっさと酒もって来いや・・』



「141」のマスターはイソイソと酒の準備を始めた



狭いBOX席に座った



向かい合わせに三人、二人で座る事にした




配列にも意味があった




京介、のり子、栗田



向かいは



真矢、橋田




のり子は真矢よりは酒が弱い・・



「Ⅹドラック」の効果が効き、目が虚ろになり、左右に揺れている感じだった




「黒ちゃん・・効き過ぎやで・・・」




そうも思ったが、公衆便所に情けは無用と感じエスカレートプランを実行する事に・・


一方、橋田は、真矢に「金」をチラつかせると言う、いやらしい作戦に移行




『真矢、好きなもん何でもこうたるわ、今後はワシの女になれや』




『えー。今日会ったばかりだしそう言うのは・・・』


京介に助けの眼差しの真矢・・・



当然シカトの京介・・・



『お待たせいたしました~』


マスターは酒を運んできた



『遅せーよアホ!早くしろ!』



『ええ、ただいま・・ニヤリ』




意味不明な笑顔で自分の分の酒も持ってきて皆で乾杯





6人で再スタート・・・。




乾杯の音頭で再び、エンジンの掛かる皆に、のり子も無理矢理乗ってきた・・


目が虚ろになりながらも、はしゃぐのり子・・・



栗田に目配せをした




『のり子、大丈夫か?眠いんか?』


『んなわけないじゃん!飲むよ~』


『ほな・・一気やなぁ(´∀`*)』


京介の一声で全員で一気



それから全員、早いペースで酒を進めた・・・








完全に眠そうな真矢を見て京介が声を掛けた




『真矢・・もう限界か・・橋田が可哀想やろが・・』


『もう・・無理・・限界だよぉ・・京ちゃん・・』


『ほな・・帰れ・・』


『・・・』


『京ちゃん、ワシが真矢、送ってくるわ、また戻ってくる』




『悪いな・・橋田・・真矢・・そうしろ分かったか?』


『えっ・・でも・・のりちゃんは?』



プラン通り栗田は・・




『のりは俺と帰るもんなぁー』


『うん!!』


『京介ちゃんが そうしろって言うなら・・』


『早く消えろ』




『何よ・・消えろって・・』



『何や?・・』



更新日:2010-11-26 23:12:24

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