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目まぐるしい一日

(はあ・・・どうなっちゃうんだろ・・・パーティーなんか出たことないし・・・)


千鶴は都心に向かうの車内で、自分では気付かず、盛大な溜息をついていた。


「千鶴、溜息つくと幸せが逃げるぞ。」


顔を向けると土方が苦笑いしていた。



「だって・・・」


「心配すんなって言ってるだろ?千鶴は俺の隣にいればいい。」



千鶴が『そんな事言われても!』と考えてるうちに、土方は車を停め、千鶴の手を引き歩きだした。



大人向けのオシャレなショップが建ち並ぶ通りを二人が歩く。


(うう、周りの人の視線が痛い・・・。)


確かに、ラフな格好でもお洒落で、モデルみたいな土方と・・・サーフブランドのロンTにチェックのミニスカ、ニーハイソックスな千鶴。


『ど う 見 て も 釣 り あ わ な い !』


千鶴が落ち込んでる間に土方はとある店に入った。



「いらっしゃいませ。お待ちしておりました。」


「これからパーティーで。この娘に似合う物を。」


「かしこまりました。」



(えっ・・・?!)



更新日:2010-11-19 18:00:29

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