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運命ノ日

それはあの視線から、数日経った時の事だった。
学校の授業が終わり、教科書を鞄の中に入れると、
夢は鞄を手に持ち、教室を出て希と一緒に家に帰るその時、

「あっ、いけない!数学のプリント、教室に置いてきちゃった!」

と、夢はローファーを履いて玄関を出た時、
自分の鞄の中に数学のプリントがない事を思い出し、声をあげた。

「えっ!?それってヤバいんじゃない?数学のプリント、必須課題だよ!」

「ど、どうしよう・・・」

夢がそう困り果てていると、希は腕に付けていた時計を見るとすぐに夢に言った。

「夢、今すぐ教室に戻って数学のプリント、取りに行きなよ!
教室は開いているし、まだ間に合うと思うよ!」

「ホントに?じゃあ、希。先に行ってて!
数学のプリントを取りに行ったら、私、すぐに後から追いかけるから!」

希の言葉を聞いた、夢はすぐに教室に戻ろうと玄関を駆けて行った。

「うん、わかったー!
でも、夢。早くしないと学校の門、閉まっちゃうからね!」

そう希は、どんどん遠ざかっていく夢に大声で言った。

「早くしないと、学校の門が閉まっちゃう・・・」

夢は玄関に着き、そう希の言っていた言葉を呟くとすぐさま靴を履き替えて、
階段を駆け上がり、夢は自分の教室へと急いだ。










-まさか、それを誰かが見ていた事も知らずに・・・。

更新日:2011-09-23 20:48:53

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光の姫と魔法の一カ月Ⅱ-再開ノ日-