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思わぬ出会い。

エレベーターの中では沈黙が続き、なんだか気まずい空気。
何か話かけようと思ってチャンミンの方を見るも、肝心の本人は何か考え事をしているのか心ここにあらずって感じで・・・・。

なんだか少し寂しかった。

でも、もうすぐ・・・チャンミンの部屋に上がるんだと思うと、なんか妙に緊張しちゃって。
心の準備だって・・・いや、一度は・・・そういうこと・・・あるけど・・・いや・・・期待している訳でもないんだけど・・・しかも・・・そういうことって決まった訳でもないんだよね・・・。
私の頭の中は今度はグルグルと色んなことが渦巻いてきた。

チャンミンに誘導されるがまま部屋の前まで来て、鍵を開ける音がする。
そして、これからチャンミンの匂いがするこの部屋に入るんだと思うと、
身が引き締まる。


しかし、これからの一声で私の緊張と心の準備は無駄になった。


「おかえり!」
部屋の奥から待ってましたと言わんばかりの笑顔で出てきたのはユノだった。
無駄になったというのは嘘。
今度は違う意味で緊張・・・。

チャンミンと出会うだけでも奇跡だったのに、ここには・・・と、と、と、、、東方神起のユノ・・・。
私は・・・その場で固まってしまった。


更新日:2010-12-12 14:47:53

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【東方神起小説】もうここにはいない-続編-