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突きつけられる現実

真っ暗な空。

真っ暗な海。

真っ暗な・・・道。

凄く冷たくて・・・自分の中から何かが消えたような気がして。

私は・・・今、何を見て・・・どこを歩いているのだろう。

全身が寒い。

体が冷たい。

でも・・・ある一点だけはとてもとても温かくて。

その手を握り替えしたら・・・もっともっと力強く握り替えしてくれた。
そのぬくもりが本当に心地良くって、どれだけ心に・・ぽっかり穴が空いても
そこから温かい血が流れ込んでいくようだった。



更新日:2010-10-18 23:20:48

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【東方神起小説】もうここにはいない-続編-