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僕の眠り姫。

僕が、連れていかれた先には… 

ずっと恋い焦がれていたあなたがいました。 

僕は、扉のあるところから一歩も動くことができなくて。 
もうあきらめかけていたあなたが、目の前にいること、信じることができなくて、ヌナに背中をを叩かれるまで放心状態でした。 

後ろ姿だったけど、分かる僕の愛する人。 

やっと出会えました…。 
ずっとずっと会いたかったのに、いざ目の前にすると何もできない自分。 

声もかけることができなくて・・その愛おしい後ろ姿をずっと見つめる。

でも・・・あなたは僕に気付かなくて・・・
よくよく見ると・・・頭がカクカクしていたから、うたた寝しているんですか?

そんな姿もあなたらしくて・・。
もう・・・一瞬でも早く手をとりたいって思っていたのに、すぐそこにあるって分かると、この間をもっと楽しんでいたい。

そこにあるんだから・・・もう焦らなくてもいいんじゃないかって思う。

だから・・・もう少し近づいて・・・あなたを驚かせたいなんて・・・思って。

ヌナに聞くと、あなたも僕と会うって知らないみたいだから。

そんな好都合なことないじゃないですか?
なら・・・あなたが目を覚ますまで、僕はずっとあなたの目の前で起きるのを待ちましょう。

あなたが好きだった・・・僕の歌声を聴かせながら・・・。

僕の眠り姫・・・。



更新日:2010-10-05 21:13:48

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【東方神起小説】もうここにはいない-続編-