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「チャンミンっ!!!」
僕が、あなたを大声で呼んだから・・・辺りは大騒ぎになっていて・・・。

「誰?誰を呼んでるの?」
なんて・・辺りにいた記者まで僕の側に寄ってくる。

そんな時、僕の腕を引っ張って人目のつかないところまで連れてきてくれたのは、ドラマ撮影の時からお世話になっていたヌナ・・・。

事務所のスタッフだからここにいるのは当たり前で。
追いかけ回される僕を女の人とは思えない力で守ってくれた。

「何してるの?」

「・・・。」

「はぁ・・・。」
何も発さない僕にしびれをきらせたのか、ヌナはため息をついて僕に向き直した。

「あの子ね・・・」
僕は驚いて、下に向けていた目線をヌナに向けた。

「仕方のない子たちね・・・ほんと」

「どういう意味ですか?」

「まるで・・・子供みたいっていうことよ・・・。体だけは一人前なのに、全く成長しちゃいない。目の前の感情に振り回されて、歯止めが効かなくなって・・・後のこと考えずに行動して・・・。この後、どうなるか分かってるの?」

「・・・分かってます。」

「・・・そう・・・・」

「分かってます。ユノにも言われました。プロ失格だって・・・。でも・・・ここで追わなければ・・僕は・・・プロ以前に、『男』として失格だと・・・そう・・・思いました。だから・・・感情のままって言われるとそうかもしれません。でも・・・っっ、彼女を・・・幸せにしたいんです。守りたいんです。僕は・・・彼女がいたから・・・ここまで復帰できたんです。・・・今度は僕が彼女を守る番です。」

「・・・」

「でも・・・もう・・・駄目みたいです。見つかりませんでしたから・・・。もう・・笑って下さいよ。とんだ空回りだって・・・。結局、手をとることさえできない。自分から離してしまった手ですから・・・はは・・」

自分でも驚くほど・・おしゃべりになっていて。
思うようにいかないことに・・苛立っていたのかもしれない。

ヌナは、僕を子供と言った。

反論したものの・・・その通りかもしれない。全然・・・僕は成長なんかしていない、そう感じたんです。

少しの沈黙が続いた後、ヌナは「こっちに来て・・・」と言って、僕をスタッフルームがある部屋まで導いたのだった。

更新日:2010-10-04 22:45:39

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【東方神起小説】もうここにはいない-続編-