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小説

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霊夢達は水の塔の封印妖怪を倒した後、翌日の朝まで休息することにした。

あまりに連続で封印妖怪や大昔の妖怪達と戦うのは危険だという幽々子の意見でもあり、紫の意見でもある。

「今回は俺と霊夢と懐夢と咲夜で料理を作った。皆、食べて力を付けてくれ。」

霖之助が言う。今、霊夢達一同は博麗神社の居間に居る。皆に栄養のある食事をさせた方がいいという霖之助の意見を取り入れ、霊夢、懐夢、霖之助、咲夜が腕をふるって豪勢な食事を用意した。

「おぉぉぉ!こりゃすげぇ!」

魔理沙が驚き喜んでいる。

「これを懐夢が作ったの!?」

チルノが聞くと、懐夢が答えた。

「いや、僕はちょっと手伝っただけだよ。ほとんどは霊夢と咲夜さんと霖之助さんが作ったんだ。」

するとレミリアが言った。

「それでも貴方の作った料理は一品くらいあるのでしょう?」

「まぁね。そこの鍋物の味付けは僕がやったよ。」

懐夢が鍋物に指差すとパチュリーが答えた。

「貴方がこれの味付けを?大丈夫かしら・・・?」

パチュリーがじっと鍋物を見ると、咲夜が答えた。

「大丈夫です。実際霊夢も霖之助さんも美味しいと味見しましたし、この私も美味しいと感じました。」

咲夜が言うとパチュリーが味見したのかと言った。

「まぁいいじゃないですか!とりあえず食べるとしましょうよ!」

文は早速出されている料理を食べ始めた。

「いただきましょう。」

文に続いて早苗も料理を食べ始めた。

「それじゃあ私もいくぜぇっ!」

「いただきまーす!」

チルノと魔理沙も料理を食べ始めた。
そのうちレミリアとパチュリーも食べ始めた。

「私達もいただきましょうよ懐夢。」

「うん。いただきまーす!!」

霊夢と懐夢も加わり、料理を食べ始めた。

「妖夢の以外の人が作った料理を食べるのもなんだか久しぶりだわ。」

幽々子が笑いながら言う。どうやら幽々子もこれらの料理が気に入ったらしい。

「うんうん!美味しい!!」

チルノも夢中で料理にがっついている。

「美味い・・・これ美味いぞ懐夢!!」

魔理沙も懐夢の料理にがっついている。

「あ!待ちなさい魔理沙!一人でそれ食べきるんじゃないわよ!」

パチュリーが魔理沙に例の鍋物を分けるように言うと魔理沙は素直にパチュリーに鍋物を分けた。

「・・・・・・・・・・・美味しい。」

パチュリーはなんとも真面目な顔で答えを出した。

「えぇ、かなり美味しいわ。懐夢料理のセンスとかあるんじゃないの?」

レミリアが笑いながら懐夢に聞くと懐夢は素直に答えた。

「いやいや、全部お母さんに教えてもらったんだ。将来役に立つからって。」

懐夢が笑顔で答える。

「うむぅ・・・これは美味しいっ!」

「うんうん!とっても美味しいよ懐夢!」

懐夢の真横から突然声が聞こえた。そこには先程までいなかったはずの藍と橙の姿があった。

「わ!藍に橙!いつの間に・・・!」

「だってな、お前達だけ美味しそうに料理を広げて食べているのが、見ていられなくなってだな・・・。」

藍が何かと理由を説明しようとしたが、結局は単純に懐夢の料理を食べたいと思ってやってきたのだとすぐに周りは理解した。

「でも本当に美味しいよ懐夢!」

橙が満点の笑顔を懐夢に見せる。

「まだまだあるから好きなだけ食べるといいぞ。」

霖之助が勧めると、皆が何かしら大声を出した。

「よーし!今日は食べまくるぞっ!!」

魔理沙が勢いよく料理にがっついた。

すると霊夢が一瞬溜息を吐いた。

「ん、どうしたの霊夢?」

懐夢が不思議そうに霊夢の顔を覗き込む。

「ん?あぁ、なんだかこんなに神社が賑やかなのも久しぶりだなってね。」

霊夢はどこか楽しそうな顔をしていた。

「そうだね。ずっと僕と霊夢、魔理沙くらいだったもんね。」

「でも今はいないけど神社によく来る子っていえば・・・・・。」

霊夢がふと何かを考える。するとどこからか勢いの良い足音が聞こえてきた。

すると神社の戸が勢いよく開けられた。

「おい霊夢!あの塔は一体なんだ――――――!!?」

「萃香!!」

勢いよくやってきたのは妖怪の山に住む、鬼の伊吹萃香である。

「え?誰?」

「この子がよく神社に来る子、伊吹萃香。んで、萃香、何の用?」

霊夢が聞くが、その頃には萃香は広げられた料理に目を輝かせていた。

「おい!この宴、私も参加していいかぁ!?」

来て早々どうやら萃香は料理に目が行ったらしい。

「はぁ・・・いいわよ。とりあえず料理を食べ終わってから話を聞くことにするわ。」

霊夢が一つ溜息を吐くと、萃香は喜んで料理にがっつき、酒を飲み始めた。

「な、何なのこの子?」

懐夢にはよくわからなかった。

更新日:2010-12-16 21:58:53