• 3 / 5 ページ

第一章 風来少女


「じゃツナ、オレとバジルはジュース買ってくるからな。お前はここにいろよ」


と言い残しリボーンたちは行った


一人残されたオレ…ツナこと沢田綱吉はその場でじっと待つことにした



さっき修業第1段階終えたばかりでパンツ一丁の姿である



こんな格好で下手にうろつけないだろう



ウ゛ァリアーの襲撃から4日経った



ほぼ強制的にやらせられてるこの修業…しかし本気でやんないとウ゛ァリアーに消されてしまうらしい



ひぃぃ…逃げたいよ…



逃げられないよ…だってオレが逃げたら大切な友達も消されてしまうんだ




だから、やるしかないのだ



「…それにしても、リボーン達遅いなぁ」



ジュース買いに行くと言ったってそんなに時間はかからないだろう



一向に戻ってくる気配がしない




「…まさかオレ、置いてきぼり!?」



嫌な考えが浮かぶ




その時




びゅうううう…




突然の突風





風はどんどん強くなっていく





ゴォォォォォォォ




もう竜巻レベル




「んなぁぁぁぁぁ」




彼は近くの木にしがみつく




そうしないと飛ばされそうだ




何が起こってるんだ!?




ウ゛ァリアーの襲撃なのか?




オレはこのまま死ぬのか?




一つ気になるのはこの風…ただの風ではないのだ




「これ…死ぬ気の炎?」




「なんだお前?よくわかったな」



突然凜とした声が聞こえてきた



声の主の方を向くとそこにいたのは自分とほとんど変わらぬ歳だろうか、ボサボサの髪をした人物が腕を組んで仁王立ちしていた



髪が短いから女なのか男なのか判断しづらい



その人物はツナの姿をみるとボッと顔を赤くして後ろを向いた



「ど、どうしたの!?」



何かあったのか?









「お…お前っ!なんで素っ裸でいるんだよ!?あれかっ変態か!?ポリ呼ぶさ!?服着ろよぉぉ」





そういや彼パンイチだったね
普通の反応こうだと思うよ

更新日:2013-09-12 10:39:03

  • Twitter
  • LINE
  • Facebook