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Bad Morning
「いい加減起きなさいって何度言ったら分かるの!」
頭上からのけたたましい母の声に
私は枕に顔を押し当てた。
『んっ……まだ』
「まだ、じゃないわよ!
早く起こせって言ったのはアンタでしょうが!」
『今…何時』
「もう7時半過ぎてる」
『…………うっそ!!』
私は飛び起きて
枕元に置いてある携帯の画面を見た。
7時42分。
『なんでもっと早く起こしてくれなかったのよっ!!』
慌しく動き始めた私に母はため息をついた。
「何度も起こしたじゃない。
なのに起きなかったのはアンタでしょうが」
呆れた声で言うと
母は部屋を出て行った。
誰でもいい。
これが夢だと言ってほしい。
半分引きこもりのフリーター生活から脱却して
やっと今日から新生活スタートだっていうのに
思いっきり寝坊しちゃったじゃん!
私は慌ててクローゼットの中からスーツを出した。
気が焦っているからか
ストッキングを履いた途端に
爪に引っ掛けて伝線させてしまい
私は伝線したストッキングをゴミ箱に投げつける。
頭上からのけたたましい母の声に
私は枕に顔を押し当てた。
『んっ……まだ』
「まだ、じゃないわよ!
早く起こせって言ったのはアンタでしょうが!」
『今…何時』
「もう7時半過ぎてる」
『…………うっそ!!』
私は飛び起きて
枕元に置いてある携帯の画面を見た。
7時42分。
『なんでもっと早く起こしてくれなかったのよっ!!』
慌しく動き始めた私に母はため息をついた。
「何度も起こしたじゃない。
なのに起きなかったのはアンタでしょうが」
呆れた声で言うと
母は部屋を出て行った。
誰でもいい。
これが夢だと言ってほしい。
半分引きこもりのフリーター生活から脱却して
やっと今日から新生活スタートだっていうのに
思いっきり寝坊しちゃったじゃん!
私は慌ててクローゼットの中からスーツを出した。
気が焦っているからか
ストッキングを履いた途端に
爪に引っ掛けて伝線させてしまい
私は伝線したストッキングをゴミ箱に投げつける。
更新日:2009-01-13 09:43:54