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軽い足どりで蜜柑が言う。こんな楽しそうな蜜柑を見るのも初めてだ。すごくうれしそう・・・そんなにやりたかったんだな。蓮は蜜柑を見ながら思っていた。
「楽しそうだね。」
蓮がふっとほのめく。蜜柑もウキウキでありくらいのにあたりが明るく見える。
「明日から、大忙しだよぉ、部活をつくったりしないといけないからね!明日は早く起きてよねぇ。」
蜜柑が蓮に近寄りながら言う。蓮は少しほおを赤くしながら
「う・・・ん」
とちょっと恥ずかしげにいった。
「じゃあね、蓮、また明日ぁ。」
気がついていたら蜜柑の寮の前だった。
「あ、じゃあね」
蓮は軽くてを振った。蜜柑が寮まで走っていった。よくみると俺の寮より断然こっちのほうがいいじゃん・・・・
蓮は残念そうな顔をする。そういえば昨日から寮にいっていなかったんだ・・・今思い出した。
まあ誰も近寄らない寮だからよっぽど大丈夫だとは思うんだけど・・・
そうだ、先に風呂に入ろうかな?一昨日はヒドイ目にあったが、まあ気をつければ大丈夫だろう。

蓮は銭湯に向った。


銭湯にて。
「をおおおおお!人がいねぇ!」
この前は言ったときは多少の人がいたが、今日は人っ子一人いやしない。
「最高だ!こんな広いスパをひとりぢめできるなんてぇ!!」
蓮の声が跳ね返り木霊する。
まさかひとりもいないなんて逆に不気味だが、蓮は全くきにしなかった。

蓮はドラムのことを思い出した。
「ドラム・・・やっぱり俺はそれしかないのかなぁ・・・」
そっとつぶやく。
在学中もドラムについて忘れなかったことはなかった。俺からドラムをとればなにも残らない・・・それほど蓮とドラムは縁があったのだ。
そりゃバンドでドラムがいることぐらいわかっていたのに・・・しかし蜜柑がバンドやろうといったときすんなりドラムをやるというほどあのときは気力がなかった。
音楽室のドラムは俺になにかさせるためにあったのか・・・と思うくらい俺を引き寄せた。その結果俺はバンドのドラマーになるつもりだ。
「これも何かの縁かなぁ?」
蓮はゴロンとねっころがった。
「・・・・・・・」
そのまま黙ってしまったがガバッとおきて
「いかんいかん!ここはサウナじゃん。」
蓮は危うくサウナで寝そうになった。蓮は一昨日の失敗を繰り返すかと思った。


蓮は寮に帰った。ドアをあけるとこのまえとは変わらない風景があった。蓮は布団の上に座った。
「明日からは忙しくなる・・・か・・・」
はっきりいって今日もいろいろあった。まだ水曜日なのに疲れがとれない。これ以上忙しくなったらはっきりいって困る、それにまだ学校をまともに来たことがない。あしたは遅刻をなんとか防げねば・・・と思っていた。
蓮はあしたの準備をとっととすませて寝てしまった・・・・




更新日:2010-06-17 00:50:37

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