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今からちょうど一ヶ月前だった・・・

蓮は必死の勉強の末に公立高校の合格を果たした。しかし・・・

「蓮、お前にちょっと話がある・・・」
「んだ?親父?」
蓮の父 本澤 了だ。蓮の父であるが、今18歳である、信じられないがきちんと血縁関係があり本当の父である。了はなにやら怪しげな紙を持っていた
「話ってなんだよ・・・合格祝いに旅行でもいくのか?」
了は首を横に振りながら、
「違う、あの~合格の件だが・・・確かにお前はがんばった、がんばったんだが・・・」
「だが?」
蓮が聞き返す。了はしばらく黙ってしまったがようやく口を開き、
「なしだ、お前はあそこの高校には行かない」
そっぽを向きながらいった。
「はい??」
蓮はそう答えるしかなかった。
「お前は違う学校にいってもらう・・・」
「へ???」
蓮は固まった。いったい了が何いってるかがさっぱり分からない。
「ど、ど、どういうことだよ親父?」
蓮はわけの分からないことばかりいう父に、問いかけた。
「つまりだな~大変いいにくいのですが~」
「ですが?」
「俺がフランスに飛ばされることになった・・・」
「それと、何が関係あるんだよ」


蓮は必死に問いかけた。

更新日:2010-05-11 00:06:22

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